中原中也詩集
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定価 : ¥ 500
販売元 : 新潮社
発売日 : 2000-03 |
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商品名 |
納期 |
| ¥ 500 |
中原中也詩集 |
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中原中也と小林秀雄 |
中原中也がいかに所謂「センチメンタリズム?」などとは無縁の境地で偉大であったか、そのことをはっきりと認識できた者がさほど多いとは思えない。中也は、ランボオと手を携えながら、ホメロス以来の詩魂を我が物とした稀有な詩人であった。なるほど、小林秀雄のランボオ訳は、一種の神業に等しく、小林秀雄自身が至宝であることは間違いないだろう。だが、その小林秀雄も、自ら中也のように詩神の子となることはできなかったし、そのことをこの上ない明晰さで認識した。その苦い認識を糧にして、小林秀雄は、神のごときランボオの訳業を通じて登場することによって、中也の女とランボオの訳業を同時に寝取ったのだ。そうすることによって、中也という存在がまさにギリシアの系譜を引く詩神の子である事実を抹殺しようとしたのかもしれない。事実、その後中也は速やかに死へと追いやられていった---
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文学へのいざない |
高校時代、現代国語の教科書に中也の「朝の歌」が載っていた。その耽美な世界に惹かれ、繰り返し読んだ。今でもそらんじることができる。
最近の国語の教科書から遂に鴎外が消え、俵まちが掲載されているというような話を聞いたことがある。さて、中也はどうなのか?
確かに鴎外は比較的難解であるため、文学アレルギーを起こさせるという懸念は分からぬでもない。だからといって「サラダ記念日」ではないであろう。
中也の詩は現在の少年少女達の心と比較的容易にシンパシーを生じるのではないか。中也の詩は文学の深淵なる世界への扉になってくれるのではないかと思う。
比較的平易な言葉で耽美で切ない世界をえがく中也の詩こそむしろ文学の入門書として恰好なのではないか。
多くのファンを持つ中也だが、代表的人物として、元YMOの高橋幸宏さんがいる。(幸宏さんの世界もまた耽美で切ない)
本書は中也の世界が網羅された必携の一冊であると考える。
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ダダイズムマンセー |
自分も趣味で詩を書いたりしますけど、この人の詩からはだいぶ影響を受けています。
休むことを知らずに繰り返される日常の中に消えてしまいそうな切ない感情を表現することが、本当に上手い人だと感じました。
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天才って手に負えない |
中也の言葉は、美しい。現代口語の極みかもしれない。特にそのリズムに魔的とも言えるほどの魅力がある。
そんな、世にも美しい言葉で紡がれるのが、世にも女々しい愚痴、繰り言。
吐き気を催すほど女々しい内容、でも言葉の美しさには魅了されてしまう。口ずさまずにはいられない。
天才って、ホントに困ったモノです。
思うに、彼の周囲にいて一緒に生きた人々は、もっと困っていたことでしょう。
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昭和最大の詩壇 |
文豪と形容される者、数多くいれど中也ほど
類まれに見るユニークな詩人はいない。
ヴェルレーヌから影響を受けたカトリック
的方法論を軸に独自の視点で詩という枠
の水準を高めることに成功。
またデカダンスな側面が、多くの近代
詩人に影響を与えたことは想像難しくない。
武田鉄矢氏の引用で有名な「頑是ない歌」
の一節、”思えば遠く来たもんだ〜”など
立体的な表現は読む者にいやがおうにも
活字を浮かび上がせる力を持つ。
ここに世紀を超え語り継がれる一冊がある。