失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2
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人気ランキング : 20,840位
定価 : ¥ 840
販売元 : 岩波書店
発売日 : 1981-01 |
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古典の本義に適う。 |
上巻で繰り広げられた、サタンの謀反と一大決戦の終始が踏まえられて、下巻では本題である楽園喪失のいきさつが語られる。
人間の些細な驕りや瞞着の心が、サタンの蛇を導き手としてではあるが、神意に対する取り返しのつかない背反へと陥れてゆく。上巻で展開されたサタンの失墜の、いわばダブルイメージが反映されて、失楽園の凄惨さと、サタンと違って救いの余地が残されているという希望が垣間見えるあたり、きわめて巧い。アダムとイヴの会話も、知恵の果実を食う前後では、素直に相手を受け入れる姿勢が無残な利己的論理に様変わりするなど、いやに生々しい。
中盤からは罪を負った人間と天使との問答になるが、無垢だった人・アダムの問いかけはすこぶる人間的なもので、異教徒にも案外納得がいきやすい質疑応答が繰り広げられる。ユダヤ・キリスト教徒が戒律を進んで求める身になるのも、まあ、分かる気にさせる。
サタンの失墜と人間の堕罪との重複。蛇にそそのかされて自ら罪に落ちるという受動性と能動性との混在、またそれゆえの絶望と希望のアンビバレンツ。「失楽園」というネタを最大に増幅させたミルトンの『失楽園』は、題材と形式とがぴたり一致しているという点でも、内容の豊穣さから見ても、正しく古典であり、ひとつの完成形であること疑いない。
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「失楽園」の朗読CD |
「失楽園」の第1,2,4,9,10,12巻が朗読されています。3枚組みのCDです。一人の男性が明瞭に原典テキストを朗読します。朗読時間の総計は4時間あまりです。効果音や特殊効果などはありません。ブックレットには、朗読箇所のテキストが収録されています。ただ、CDの録音レベルが低いのでプレイヤーのボリュームを最大にするか、イコライザで調整しないといけない点が残念なところです。
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英雄サタン |
『失楽園』は英雄叙事詩だから、誰が英雄なのかということになる。批評家の間では神様の言いなりになる「受身の英雄性」を称えてアダムがそうだということで、理論的にはそうかもしれないが、どうも納得いかない。そのケタ外れの激情と言動から、個人的にはぶっちぎりでサタン。天上では「明けの明星」ルシファーと称えられ、誰も刃向かおうとしない神に反旗を翻し、地獄に落とされれば絶望する味方を叱咤激励する。そして堕天使の将たる自らが、たった一人で、神の領域であるエデンに侵入し神に一矢報いようとする。その男気に脱帽。
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内容 |
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内容 |
トールキンの本についていたので買って読んだら・・・・
指輪物語ぐらいおもしろかった