考える短歌―作る手ほどき、読む技術
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人気ランキング : 25,880位
定価 : ¥ 693
販売元 : 新潮社
発売日 : 2004-09 |
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言葉っておもしろいですね。 |
何気なく浮かんでくるフレーズを並べただけでは、訴える力が弱いと言うことが、文法や名詞・形容詞を交えてわかりやすくまとめられています。
実際に投稿された短歌の一文字を変えるだけで、印象や意味がこんなに変わるんだとびっくりしました。
「人に伝えるために」ということを考えながら短歌を作りたくなる本ですね。
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詩や歌を作るための「うらわざ」「技術」 |
書店でタイトルと著者の名前に惹かれて手にした本書の帯には「一文字の力 表現のうらわざ 『言葉の技術』教えます」と大書されていました。詩や歌を作るための「うらわざ」や「技術」を正面切って取り上げた本は、かなり珍しいのではないかと思います。
優れた歌人である著者は、短歌の添削という作業を通して「表現のうらわざ」「言葉の技術」を、分かりやすく提示してくれています。具体的には、助詞や副詞、形容詞を使うときの注意点や句切れや語順のことなど、まさに、「うらわざ」「技術」というに相応しいポイントが扱われています。
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短歌を作りたくなる |
まず、目次そのものが、短歌を作るときのコツになっている。
一度、とにかく短歌を一首作ってみて、推こうの観点にするのもよい。
各章は、実践編(一般投稿者の短歌を俵さんが添削)と鑑賞コースの二本立てになっている。
具体例で、言葉の技術が示されるので、「うーん、確かに。」と唸ってしまう。
また、この短歌の技術は、散文を書くときにも参考になる。
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気持ち込め 三十一文字に 託しても 足りない言葉 あふれる思い |
指南書!と、かしこまらなくても読み物としても充分楽しめる。
「副詞には頼らないでおこう」
「主観的な形容詞は避けよう」
など、ここには「短歌」だけでなく、何かを言葉で表現しようとするときのヒントがある。
例えば、“しばらく”、“ゆっくり”などの副詞はとても手軽で、ある一定のイメージを読み手に与える。しかし、この「一定の」イメージこそが表現の敵なのだと教えてくれる。
また、“愛しい”とか“寂しい”という言葉、口にしたとたんに、嘘くさく感じられることはないだろうか?もしくは、その言葉では足りない、言い表せない、というもどかしさを感じたことは?
言葉と感情の間は常に温度差をはらんでいる。その温度をいかに伝えるか?それこそが表現の醍醐味なのだ、ということがじわじわと(これがいけないんですね!)伝わってくる。
各章に実例として挙げられている、有名・無名の歌も効果的。
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どう添削すればよいか、という本でした |
8講で構成され、1講に1つ2つ、短歌を短歌らしくする工夫が説明されてます。その工夫に従って、各講に添削例が数点、このような短歌を、こう考え、こう直した、という感じです。そして、工夫を上手く活かした歌人の短歌が、各講に数点とです。歌人の短歌は、ほとんど現在の短歌です。
短歌をどう作るか?というより、作った短歌の何をチェックし、どう修正していくか、という視点で書かれてました。
添削結果の短歌が、筆者風な印象を受けるのは、添削元も筆者風な作品が多かったからでしょうか。