金太郎はアメリカにMBA留学をしている。大富豪が集まるパーティーで金太郎は女性を殴ってしまい、裁判にかけられる。金太郎は、自説を主張し、アメリカの価値観の根本をも揺さぶる発言を繰り返したが、それによって世論の後押しも得た。金太郎のやりかたは、現在のアメリカの司法システムに真っ向から対立するものだけれども、金太郎の主張はすべてではないが認められ、刑は軽くなった。このような感情論が現実の世界で成立するかはわからないが、見ていて本当に気持ちがいい。金太郎が言っているのは「正論」なのだ。こんな素直な青年が現実社会に現れたらなんてうれしいだろう。今、日本の社会で金太郎のような存在といえば、「堀江貴史」だろうか。おもしろい!
「サラリーマン金太郎」は1994年から週刊ヤングジャンプに連載されたサラリーマン立志伝。暴走族「八州連合」の総長と言う経歴を持つ子持ちの元漁師がヤマト建設会長の命を救ったことにより、ヤマト建設に中途仮採用されサラリーマン人生を歩み、サラリーマンとして、人間として成長していく。本宮ひろ志氏の漫画なので見所はなんといっても主人公、金太郎の熱い男気と、その人格にまわりの人間が影響を受けていく様。常識にしばられない金太郎をはじめ、伊郷龍蔵や三田善吉、など一癖も二癖もある魅力的な人物が数多く登場し、決して成功話だけで流さずマンネリ化しないストーリーが素晴らしい。その本巻、モーガン家のパーティーで、元大統領の愛人コニィ・ケイジを殴ってしまった金太郎。告訴された金太!郎は、弁護士も頼まず、レディーファーストを尊重する国・アメリカにひとり立ち向かう。全米が注目する中で始まった金太郎の裁判の行方は…