4人の癖のある部下を持った金太郎は一つのプロジェクトの責任者になった。金太郎たちが考え出し、実行に移したプロジェクトは、駅前の古いパチンコ店舗を高層ビル化し、そのテナントに競馬協会の場外馬券売り場や生活用品のディスカウントストアを入れるというものだ。これにより、土地の有効活用ができるためビルのオーナーには毎月テナントからのキャッシュフローが入り、パチンコ屋には場外馬券売り場やディスカウントストアの集客力がよい影響を与え。場外馬券売り場は徹底的に全国展開ができる。金太郎はこのプロジェクトを成し遂げるために、どんなに馬鹿にされようと徹底的に我慢し、自分の仕事を全うする。成長した金太郎は非常に頼もしい。場外馬券売り場の展開はノミ屋という場外で馬券を売る暴力団の資金源を断ってしまうので暴力団の妨害は避けて通れない。この仕事によって暴力団は一日に8000万円もの資金を得ているからだ。金太郎は、その暴力団トップと話をつけようとする。
「サラリーマン金太郎」は1994年から週刊ヤングジャンプに連載されたサラリーマン立志伝。暴走族「八州連合」の総長と言う経歴を持つ子持ちの元漁師がヤマト建設会長の命を救ったことにより、ヤマト建設に中途仮採用されサラリーマン人生を歩み、サラリーマンとして、人間として成長していく。本宮ひろ志氏の漫画なので見所はなんといっても主人公、金太郎の熱い男気と、その人格にまわりの人間が影響を受けていく様。常識にしばられない金太郎をはじめ、伊郷龍蔵や三田善吉、など一癖も二癖もある魅力的な人物が数多く登場し、決して成功話だけで流さずマンネリ化しないストーリーが素晴らしい。その本巻、金太郎班の最初のプロジェクトは駅前パチンコ店のレジャービル化。テナントに場外馬券場開設を加え!た計画のため、金太郎達は奔走する。が、その計画の前に暴力団・山王会が立ちはだかり・・・