「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則―
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定価 : ¥ 1,890
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2003-12-18 |
強い責任感で周囲を引っ張るリーダーとその組織が、それゆえに挫折し、衰退していくという本書が挙げる事例は、なんとも痛々しい。たとえば、雑誌の業績を好転させる名人で華々しいキャリアを持つリーダーの、部下の責任を引き受けていった末の業績悪化と失脚、IDA(国際開発機関)に勤めるエリートの、開発途上国担当者に対する熱心なアプローチが生む相互不信と挫折、自信と能力にあふれた弁護士の、事務所の浮沈を背負い込むあまりの組織不和と変革の失敗…。 この完全無欠のようなリーダーの下で、なぜ部下は無責任になり、不信や誤解が生じ、組織は機能不全に陥り、協働は失われ、プロジェクトは挫折するのかという疑問を、「無責任ウィルス」をキーワードにした斬新なアプローチで説き明かすのが本書だ。 ベースになる概念は2つ。1つは、組織でコントロールを維持しつづけたいといった「支配価値」の心理で、もう1つは、一方が責任を過剰にとれば他方がその分、過少にとるという「責任量保存の法則」である。本書は、この「支配価値」が失われる過程と責任量の偏り具合から、組織に無責任ウィルスが蔓延する原因を見事に説明している。 では、処方箋はあるのか。本書は「選択決定プロセス」「枠組み実験」「責任のハシゴ」「リーダーシップとフォロワーシップの再定義」という4つのツールを示している。これは人間関係や組織がはらむマイナスの力学を修復し、逆に生産的な方向へと向かわせるステップで、従来のリーダーシップ論や組織論から見ても画期的なツールと言える。異質な他者と有益な協働関係を築くことが、ビジネスに限らず求められている。その不可欠な原則を本書は教えている。(棚上 勉)
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RVという定義付けはよかった |
我々が日頃よく聴く話のうち、「自分で独りよがりにやる人」、「仕事を早く終わらせようと躍起になっている人」、「人の話を聞かない人」等に分類される人(人によって同様の行動を取る人に対する感想が事なるため、さまざまな表現がある)を「頑張りすぎる人」と定義づけ、その原因を著者がResponsibility Virusという名称をつけ、読み手に対して一貫して定義付け、一般化を試みたところに今回のこの本の価値が見られる。
すなわち、上記様々に分類される、いわゆる「頑張りすぎる人」による失敗は、一般的に「人の話を聞かない人」、「自分で勝手に仕事をしている」、「自分だけで仕事をしている」が原因であるとはよく言われる。この「人の話を聞かない」等という事をRVとして定義付けた事にこの本の意義があると考えられる。
しかしながら、RVの除去方法については全く具体性を欠いており、結局は著者の体験談等のケースから読者自らが読み取る以外にはなく、情報・価値観・結論の「共有化」等の”独りよがりにやらせない”という解決方法が提示されているのみである。できれば、「RVがなぜ人々の間に生じてしまうのか」、「RVはどこから生まれてくるのか」という検証をもっと深く行い、その原因分析結果を基礎に解決方法を探るべきではなかっただろうか。原因が良く検証されていないため、その後の解決方法も非常に表面的になってしまっている事は否めない。RVの生じた結果、失敗したケースに紙面を相当割いているが、具体的な例は2〜3で足り、各ケースの毎の明確な違いもあいまいになって、後は冗長になってしまっていると思う。
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翻訳がいまいち? |
表現方法が違うが、最近出ている多く出ているマネージメントの内容とほぼ同じだが、文章の書き方と構成に面白みを感じなかった。 読んでいる間、感じたことは、英文で書かれた内容を忠実に翻訳された為、ドライで、ある種、論文的。 面白くない参考書を読んでいる気分になりましたね。 この手の本ならば、駆け出しマネージャーシリーズの方がストーリーがあり、読みやすく、理解し易いし、しかも箇条書きの実施方法があり、良心的だと思う。
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「無責任ウイルス」の存在を認識するところから始めよう |
「失敗への怖れ」と「責任量保存の法則」を巣窟とする「無責任ウイルス」(Responsibility Virus)が存在することを教えてくれるだけでも、この本の価値はある。本書の前半部分には、無責任ウイルスはなぜ生まれるのか、そしてそのウイルスに侵された組織はどのような結末を迎えたのか、を実例の中でわかりやすく紹介している。ここまで読んだ時点で、自分の組織やプロジェクトで同じような症状を確認できれば、打開策を見出すことのできる場合も多いであろう。
それでもどうすればよいかわからない場合は、後半部分の4つの対処方法を何度も読んでみて、現実の場面に照らし合わせてみることである。ただし、この本から学ぶべきことは、著者が提起する対処方法を忠実に採用しすぎることで、自分自身を「頑張りすぎる人」にすることではない。寛容なのは「無責任ウイルス」の存在を認めて、上手に共存することである。
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組織で働くことに苦しんでいる人にお勧めです。 |
従来のリーダーが全責任をとり、部下が黙って従うという考え方では、
複雑化した現代社会ではうまくいかないことを説いています。
一方が過剰に責任をとろうとすると、別の方は責任を過少にとることで
バランスを保とうとする責任量保存の法則という考えかたがユニーク
です。責任をとりすぎるリーダー、責任から逃れようととするフォロワ−、
双方に問題があり、これを回避する4つのツール(方法)が参考になります。
少し難しいかもしれませんが、習得できれば大いに役立つでしょう。
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タイトル以上の内容なし |
タイトルに引かれて買ってしまいましたが、タイトルからの期待した通りの内容は読ませてもらいましたが、解決策の「責任のハシゴ」の六つのレベルは定義があいまいで私には絶対無理!それより「日本の優秀企業研究」という本の方がよっぽど会社をダメにしない方法が書かれている気がしました。