話せぬ若手と聞けない上司
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人気ランキング : 4,917位
定価 : ¥ 714
販売元 : 新潮社
発売日 : 2005-09 |
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若手もオッサンも本当は話したいのさ |
著者自身が大手広告代理店で若手社員の教育に携わっていた経験が本書のベースになっている。そのためか、タイトルから想像されるほどにはイーブンな世代比較論にはなっておらず、若手に関する描写が7割、上司に関するものが3割という印象であった。それだけ若い人たちと真剣に向かいあっていたのだろう。
そんな中で、最後の六章は良い。それまでの部分接写的な若者論ではなく、組織の中での人間関係のあるべき姿についての、著者の思いが込められている。若者と上司の「架け橋としての会社」は「出会いと対話の場」であり、「そういう場の空気こそが経営資源になる」という著者の主張は、そこらじゅうにいる「話せぬ若手と聞けない上司」たちに、共通の解決策を提示しているのである。
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いつの時代にもある話 |
上司の方の世代である私には今の若者の考え方が多少なりともわかり
エピソード自体はかなりおもしろかった。
ただ結論が世代を超えてもっと話し合いましょうよ、では特に他の本と
変わりばえがしないのでエピソードだけ楽しんだ方がいいでしょう。
今の若者も昔の若者も夢をいだいて会社に入ってきて、それがどうも
自分の思っていたことと違うことに挫折や絶望し会社員として生まれ変わる
ということはなにも変わっていないのだ。
著者のいうノウハウを世代間を越えて受け継ぐ機関としての会社という話には
賛成するが、茶者が言うほど若者との間のギャップがあって話せない
というようなことはないと思うのだが。
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置き去りにされた気分。。。 |
エピソードはそこそこおもしろいですし、前半のテンポはいいのですが、読み終わったとき、著者は何を言いたかったのだろうか、何を伝えたかったのだろうか、という気分になってしまいました。話が散らかったまま、えっここで終わっちゃうのという感じです。なんか、置き去りにされて、途方に暮れてしまいました。
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結構笑えるところも |
著者も断っているとおり、これはノウハウ本ではありません。これを読んで部下、上司とのコミュニケーションがうまくいくわけではありません。でも、何かのヒントにはなりそうです。少なくとも、著者が新人教育に相当の経験があり、おそらく会社員としても優秀で、ユーモアのある人物であることは伝わってきます。面白かったです。
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このような人が先輩にいてくれれば |
仕事の中で出会った上司や先輩方を考えると、何かにつけ「君、それは××だよ」と最初から物事を決めてかかる話し方をする人が非常に多かった気がする。本書にあるとおり、彼らは若手のことを理解しようという素振りをしながら、実は逆に自分たちの考えを一方的に若手に理解させようとしていただけなのだろう。このような人たちが「自分は若手の気持ちを理解しようと努めている」などと思い込んでしまうことが多くの悲劇を引き起こしている気がする。
本書にあるように、年齢も成長した環境も異なる上司と若手とが互いに理解しあうなんてことは不可能だと、私も思う。理解できないからこそ、相手が先輩だろうが後輩だろうがまずは敬意を払わなければいけないし、相手の主張にじっくりと耳を傾ける必要があると思うのだ。しかし、それができない人が非常に多い。これは年配の人に限らず、若い人達にも同様の傾向があると、私は感じている。まず他人の存在に対して敬意を払えない人が、人から尊敬されるわけがないというのに。
自分より長く生きそして働いてきた上司や先輩の体験からは、学べることも非常に多いと思う。「昔からこのやり方でやってきた。何でもいいからこのやり方でやれ」ではなく、「このやり方でやってきたが、こんな長所と短所があった。もっといい方法があれば変えても構わない」という言い方で接してもらえると、自分で考え学ぶ気持ちになるし、もっとこの人からいろいろな話を聞きたいという気持ちになる。
先輩方にはこのような存在であって欲しいし、自分も将来そのような存在になっていかなければならないと、そう感じさせられた本であった。